前回までの回復過程では、「気楽な状況なら大丈夫」という状態まで説明しました。次の段階としては、「ストレスのかかる状況でも大丈夫」という状態を作り、仕事ができるようになることが目標となります。
当然ですが、ストレスのない仕事はありません。満員電車で通勤すること、仕事に集中して取り組むこと、上司や同僚との人間関係に気を使うこと、顧客からのクレームに対応すること、どれをとってもストレスになります。これらのストレスに耐えるために、その態勢を作っていく必要があるのです。
では、まず家でもできる復職リハビリに取り組んでみましょう。その際には生活記録を神に書き出してみるといいでしょう(生活記録表)。記録を残すという作業自体がリハビリになりますし、後々振り返ったり、主治医に説明する時にも使えます。
そして次のような項目に取り組んでいきましょう。
㋐生活リズムを整える
㋑体力をつける
㋒集中力をつける
㋓通勤の練習
では次回からは、それぞれについて説明していきます。