エネルギー(意欲)はあるけれど、そのエネルギーをうまく使えない状態を気鬱(きうつ)といいます。
頑張りたいのに、その環境にないため我慢していたり、言いたいことを言えない状況であったり、そのような状態と思ってください。そのような時に、不安になったり気分が沈んだりし、のどのあたりが詰まったような感じをすることがあります。エネルギーを出さないように、止めておくのは非常に緊張を要します。イメージとしては、破裂しそうな風船です。
このようなときの対処法は、エネルギーの発散です。ストレス対策としては、スポーツなどエネルギーを燃やすようなものがいいでしょう。カラオケなど声を出すのもいいでしょう。
漢方としては気剤という薬が使われます。その代表が半夏厚朴湯です。特にのどのあたりの詰まりを感じた場合に効果があるといわれています。きっと言いたいことが言えずに我慢していて、ずっと緊張しているような状況でしょう。また几帳面なタイプの人にあうといわれています。